AIの登場により今後の音楽はどうなるか②

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2025.12.01

AIの登場により今後の音楽はどうなるか②

こんにちは!名古屋のウクレレ、ボーカル、ギター教室「ポワンポワンスタジオ」です。

今回のテーマは「AIの登場により今後の音楽はどうなるか②」です。

前回は、AIを新しい「ガジェット」 や「トレンド」 として捉え、その普及には道具としての実用性や価格といった現実的な側面が関わってくる、という話を書きました。今回は、AIが「音楽の学習」や「人間の創造性」にどう関わるかを考えてみます。

まず、ギターやウクレレの演奏技術、特にコード理論などは習得に時間がかかります。例えばコードを自分で作って使いこなせるようになるには、感覚的に1~2年はかかります 。上級者になれば、Dm→G7→Cという進行だけでも1000パターン近い引き出しを持つことになりますが 、それは「考察→試奏→実践」という地道な流れ を繰り返して身につくものです。

AIは、この「考察」の部分をショートカットしてくれるかもしれません。「この曲に合うコード進行を10個作って」と頼めば、一瞬で提示してくれるでしょう。

しかし、ここで大事なのは「遠い目標」への向き合い方です 。遠い目標(例えばコードを自在に操る)に対して、その道のりを具体的に捉えすぎるとメンタルが持たない ので、近くの目標を立ててクリアしていくことが大切です 。もしAIがすべてを解決してくれるなら、人間は「近くの目標」を立てる努力すらしなくなるかもしれません。

結局、上達に一番大事なのは「継続と好奇心」です 。AIは継続の手助け(練習メニュー作成など)はできても、「好奇心」そのものを与えてはくれません。

生徒さんがレッスンに来る一番のきっかけは、「何かを聞いたり観たりして自分もやってみたい!」という衝動です 。最近でいえば、ミセスグリーンアップルを弾きたいという生徒さんが非常に増えました 。 彼らの曲は、転調を多く使ったり 、抑揚と高低差のあるボーカルパートがあったり と非常に複雑で、初心者には難しいものが多いです 。

しかし、人々が惹かれるのは、その「複雑さ」や「難易度」の先にある、独特な歌詞の世界観 やアーティスト自身の魅力です。AIがどれだけ技術的に完璧な曲を作っても、その「人間臭さ」や「背景にある物語」まで生み出し、人を感動させられるかは未知数です。

結論として、AIは非常に強力な「道具」になると思います。しかし、音楽を「やりたい」と思う動機 や、趣味でギターを弾きたいと思う純粋な楽しみ 、そして「継続と好奇心」 といった、音楽活動の根本にあるものは、AIには置き換えられないのではないでしょうか。

教室としては、AIを便利な道具として活用しつつも、人間が演奏する楽しさ、上達する喜びを一番大切に教えていきたいと思っています。

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